何いまさらそんなこといってんだ という言説

その背景には色々な心情があるのだろうが

 

そのなかでも、お前今更そんなことを知ったのかよ という、己の無知さに非難の矛先が向けられることが怖くて仕方がない。

 

けど、無知なのだから仕方がない。

 

そもそも誰かになにかを教えるという立場の人間ではない という前提を忘れてはならない。

 

誰かに伝えるのだけれど、それは、

今になってやっとこんなことを知りました。こんなことに気がつきました。

それを伝えるのであって、知った内容、気がついた内容に主眼が置かれているわけではないことを申し添えなければ怖くて怖くてなにも書けない。

 

誰かに伝えるまでもないという感覚は誰かに伝える労力を割くことから逃れるための言い訳に由来しているのかもしれない

記事にするほどのものではない。

共有するまでのことではない。

 

そんな気がすることばかりだ。

 

けど 共有してみなければわからないじゃないか。

 

誰かが参照できる状態にしてあるだけ。

 

自分のなかでしまっておくにはなんとなくもったいない。

誰かをわざわざつかまえて話すのも何か違う。

 

誰かにみられること。

 

批判の対象になるということ。

 

こわい。

 

しかたない。

 

完成度の高いものなんてつくれない。

 

軽い気持ちで。

 

誰かの心を。一瞬でも。微動でも。 

 

むずかしい。